2017/09/23

こんにちは!いせ弥です。
急に夕暮れが早くなり、一気に秋の風が吹いてきましたね。
当店ではまもなく米こうじ製造の季節を迎えます。

米こうじは昔ながらの製法と道具で作ります。
一晩水に漬けた米の水切りに使うのも昔ながらの竹ざる。
2斗(20升:約24kg)の米が入る、特々大サイズのざるです。
ところがこのざるもあちこち傷みが激しく、ヒゴの一部が折れたりスキマが大きくなってきました。

そのため日頃からざる屋さんをさがしていたのですが、ホームセンターでプラスチックや金網のざるが安く売られている時代、竹ざる屋さんなんてほとんど見当たりません。
奈良県内はもちろん、成田山参道の有名なざる屋さんにも行きましたが私の求めている大きなざるは見つからないのです。

そこでネットで見つけたのが創業123年、高知の竹材専門店「竹虎」。
膨大な商品数と厳しいこだわりのお店です。
実際の様子も見たかったので現物サンプル持参のうえ、丸一日 クルマを飛ばしてお願いしてきました。

ざるの形やつくりはごく一般的なものなので簡単に引き受けてくれると思っていたのですが、なかなかシブい顔。大きすぎて作れるかどうか簡単に返事できないというのです。

というのも基本的に竹ざるは縦ヒゴを力で曲げて押さえているところに横ヒゴを編み込んでいきます。
しかしざるが大きいければそのぶん太い竹で強靭な作りにしなければならない、したがって制作中に曲げて押さえる力もうんと強くなければならず高齢の職人がYESと言ってくれるかわからないそうです。

最終的にはともに日本古来の商品を扱う仲間として無理をお願いして制作をお請けいただくこととなりました!
日本の伝統を今に伝える仕事を頑張っていきます!

■創業明治27年日本唯一、虎斑竹専門店 竹 虎
https://www.taketora.co.jp/

オススメの商品はこちら!

米こうじ(1Kg)


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