時空を超えて目指す復興

こんにちは!いせ弥です。

お彼岸も過ぎていよいよ秋本番。気候の良い季節です。
この時期に咲くヒガンバナは、2週間ほど前に突然ニョキニョキっと茎を伸ばしたかと思うと、お彼岸の日に決まって一斉に花開く、本当に不思議な花。独特の形とキツイと思うほどの赤色が特徴ですが、やはりこの花を見ると秋になった気分になりますね。

さて、今日お越しになったお客様は、今は兵庫県芦屋市に住んでいるけど幼少期だった70年前を宇陀松山で過ごされていた男性。
当時の記憶を懐かしそうに想い起こしながら「この町にあった旅館は今どうなったのかなあ」と話されます。

ただ、この町で生まれ育った私とて、自分が生まれる20年前にあったお店のことはまるでわからず、困惑するばかり。
そんななか、活躍したのが先月 私のおじさんが書いてくれた昭和35年頃の宇陀松山のいろいろなお店の名前を記した地図でした。

ざっと80軒以上もの店が記された地図には、ぎっしりとお店が連なっており、その中には400年以上の歴史を持つ吉野本葛の老舗 森野家、黒川本家や300年の歴史の久保本家酒造や芳村酒造の名を見つけることができます。

ほかにも魚屋、八百屋、豆腐屋、クリーニング店、自転車屋、時計屋、お茶屋、パン屋、パチンコ屋、化粧品店、薬屋、おもちゃ屋、卓球場・・などなど、生活に密着した個人経営の専門店がたくさん並んでいて、かつて宇陀千軒と言われたように当時の町がいかに賑わっていたのかを伺えます。

そしてお客様が探していたお店「旅館 東京亭」も見つけました。
その隣の菓子屋で食べたお菓子が美味しかったとか、近所の誰々に面倒を見てもらったとか、嬉しそうにお話になる姿を見ると、今や活況を見せる店が数軒になってしまったこの町で、古くからの店を守っている自分のやっていることに間違いはなかったんだと感じます。

さて、来る10月19日からの古民家&現代アートイベント「はならぁと」では約100年前に建てられた芝居小屋「喜楽座」を閉館依頼50年ぶりに復活して新作演劇を開催!
レトロな内装やポスターでノスタルジックを感じながら、文字通り時空を超えた、ここだけの不思議体験をぜひ感じ取ってください!

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