秋祭りの季節です

こんにちは!いせ弥です。

雨上がりの風が涼やかに吹き抜け、とても気持ちがいいですね。
秋はイベントの季節。当地宇陀ではあちこちで「秋祭り」が開催されます。どこも同じように見える秋祭り、実は神社各々でそのやり方が違っているのをご存知ですか?

当店が氏子の宇陀松山春日神社では、太鼓や御供餅(ごくもち)を積んだ山車(だし)で地域内を練り歩き、最後に境内で餅を撒く、といったものです。山車には車輪がついているのでそんなに苦労はないのですが・・。

隣町の宇太水分神社(うだのみくまりじんじゃ:国宝)のお祭りは1200年以上の歴史をもつ盛大なもの。地元の6つの地域からお神輿が集まります。百人以上の担ぎ手が肩に担ぎ上げる豪壮なお神輿はなんと1トン以上!それで往復12kmを歩き回るというのですから、
それは、盛大なものです。

また、田原地域の菅原神社では、7mもの巨大な大松明(たいまつ)を造り、暗くなってから松明に点火、神社の周りを練り歩きます。
フィナーレは数十mある神社の石段を一気に登りきり、境内の真ん中に大松明を立ち上げる、というものです。

どちらの祭りも、当番を受けた家は、遠方に出て行った子供、孫、親戚、知り合い・・・とあらゆるところに声をかけ、人を集めます。
祭典前日には50人もの人間が集まり、男性は祭りの準備、女性はお酒や食事の準備などなど、大忙しの一夜をぎゅうぎゅう詰めの雑魚寝で過ごし、翌日の祭りを迎えるのです。

過疎の村のメンバーでこれほどまでの行事をするのは尋常な力ではできません。こんな苦労をしてまで祭りを続ける必要があるのかとか、今の世の中もっと簡単で楽しいイベントはたくさんあるとか、いろんな意見があります。

確かに、もっと簡単なものでも良いでしょう。
ただ、大切なのはこういう機会を通じて地域内での声掛けや助け合い、コミュニケーションがはじまります。自らの苦労があってこそ、他人への思いやりやありがたさがわかるのだと思います。

地域のイベント、ぜひみなさんも積極的に参加してみてはいかがでしょうか。

■宇太水分神社
 WEBサイト http://www1.odn.ne.jp/udanomikumari/
 動画 https://youtu.be/JUf8UkvRDRw
 
■菅原神社
 WEBサイト http://www.nihon-kankou.or.jp/nara/292125/detail/29381be2220092290
 動画 https://www.youtube.com/watch?v=0GPZotqY7a8

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