70年の歴史を超えて新たに使われる道具たち

こんにちは!いせ弥です。ようやく関西地方も梅雨入り。
当店の大片付け作業はなんとか先週で終わらせたので梅雨の影響を受けずに助かりました。

さて、先週は昔の馴染みのある隣町の酒屋の奥さんが突然お越しになり、「いせ弥さん、麹蓋引き取ってもらえんか?」とのこと。
その店は古くから味噌・醤油の製造およびお酒の仕入れ販売をされていたのですが、数年前にご主人が亡くなって以来 店を閉めていらっしゃいます。

このたび、断捨離して倉庫を片付けるに際して昔使っていた麹蓋をそのまま捨てるのはもったいないので当店で使わないかとのお声がけをいただいたのです。

さっそくお伺いしてみてみると、膨大な麹蓋の数!いろんな日常道具やガラクタと一緒に おそらくは350~500程度はある様子。
当店でも一度に使う麹蓋は100枚弱なので到底引き取れない数量です。

とはいえど、なかなか欲しいときに手に入らない品物。
組合せ部には”ほぞ”に竹釘で楔が入っていたり、脇には毛筆の旧書体で「昭和弐拾四年 三百枚之内」「鳥見味噌株式會社」という書いてあり歴史を感じさせます。レトロな雰囲気は醗酵ファンならばインテリアとしても楽しめるものです。

そこで、日頃よりSNSで仲間になっている醗酵ファングループに募集を呼び掛けたところ、あっという間に66名、650枚の希望が集まりました。
一部は海外の方からもご要望いただいています。
あまりの募集の多さに整理と調整だけでこの2日間寝不足・・・(+_+)

そんな苦労がありながらも、これら麹蓋は処分されることなく全国の醗酵ファンの手元できっとまた大事にされることでしょう。

当店は昔ながらの道具と製法で麹づくりを頑張っています。
これらがこれからも大切にされていくことを願ってやみません。

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