「吉野本葛」つくりのワークショップが開かれました。(2)

こんにちは!いせ弥です。

「吉野本葛」つくりのワークショップの続きです。
葛の根100に対して採れる葛粉はわずか7。
掘り出した葛根は3~4m、立派ではないもののなんとか葛粉が取れそうなものです。

次はこれをたわしで洗ってノコギリで輪切りにし、ナタで裂く、
そして臼と杵で粉砕する。
葛の根は木のように硬いのでなかなか大変な作業です。

これに水を入れて布袋で漉して繊維質を除くとドロドロに濁った
樹液(?)が出てきます。
これに①「水を入れて攪拌する」
攪拌
②「沈殿を待つ」③「上澄みと汚れを除く」の工程を数日かけて
繰り返して精製することで真っ白な葛粉が残っていくのです。

この精製には期間中に水質が悪くならないことが重要。
極寒の
大宇陀はその条件に最適で、冬は葛製造の最盛期となります。

「森野吉野葛本舗」「黒川本家」様では精製した葛粉を切り出し、
こぶし大に切り割って乾燥させ「吉野本葛」製品としていきます。

ワークショップでは時間の関係で十分な精製には至りません
でしたが、出来上がった吉野本葛を葛餅にして食べました。

粗い葛の根の繊維がまじった茶色い葛餅もなかなか味わい
深いものです。

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