こんにちは!いせ弥です。
先日ご紹介した古い木材を卸売りする会社「古材銀行」。
広い敷地/倉庫には400本もの古い梁材の山が!
この会社は当店のある宇陀の隣町、桜井市にあります。桜井は昔から木材の町で栄えており、吉野の山主は有名な吉野杉を桜井の木材市場で取引し、儲けた金を大宇陀で夜通しの宴会に使ったともいわれています。
しかし今の時代、木材の需要は大きく冷え込み 桜井もすっかり寂れてしまいました。
そんな中、古材の需要に目を付けたのが「古材銀行」。かつて木材取引で使われた広大な敷地には日本のみならず海外の古材までがずらりと並んでいます。
説明してくれたM氏は吉野に生まれ育った木材の目利き。店舗に使うといえばその大きさ、仕上げ、侘び具合、利用の適正、木の見立ての方法、加工のアドバイス・・・とあふれる知識から説明が止まりません。
たとえば、木の枝打ちは美しい木材に育つよう枝を切るものとして知られていますが、それ以外にも枝打ちによって成長が遅くなる→木の密度が高まる→丈夫で歪まない木材となる効果があるそうです。反面、成長が遅くなる分 出荷に時間がかかるので美しさの付加価値以上の値がつく。こうした価値や特性をわかっている大工さんや施主が減ってきているそうです。
市場が変わっても昔から変わらぬ目利きの腕で勝負。
当店も腕を磨いていい商品をお届けしてまいります!
■ 古材銀行 http://www.kozai-bank.com/