2017/02/25

こんにちは!いせ弥です。
先日の大雪のタイミングで地元物産会メンバーのそうめん製造業「芳岡」様の「門干し:かどぼし」の様子を取材に行きました。

奈良県はそうめん発祥の地。
1300年の昔、三輪地方で保存食としてできたそうめんは、その後のお伊勢参りの人の手によって全国に広まっていったそうです。
大きな生地の塊を徐々に細くこよりを打って延ばしていく手延べの技は、生地の中にできたグルテン質を切らずに延ばしていくことで細くとも強いコシを生み出します。
最良のそうめんに仕上げるにはその時々の気候・気温に応じて塩加減や熟成(うまし)具合を調整するなど、熟練の技が求められます。

細く延ばした麺を乾燥する「門干し」の工程は昔はどこのそうめん工場でも見られた冬の風物詩でしたが、現在では排気ガスなどの影響を避けるためほとんど見ることはなくなりました。

しかし大宇陀の山間部にある芳岡では清涼な環境が残っており今もなお屋外での「門干し」を行い、手作業での「箸入れ」(長い箸を麺と麺の間に差し入れて互いの麺がくっつかないように広げていく作業)でひとつひとつ目を配りながら手をかけて製造しています。

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