2016/12/10

こんにちは!いせ弥です。

恒例の「かぎろひを観る会」がまもなく12月15日に開催されます。

かぎろひ、とはここ大宇陀で歌人 柿本人麻呂が代表作「ひむがしの 野にかぎろひの 立つ見えて かへりみすれば 月かたぶきぬ」で出てくる言葉。
厳冬のよく晴れた日の日の出1時間ほど前に見られる最初の陽光で、(東のほうに陽が上りはじめたとき、振り返れば月が傾いてきている)という極寒の朝の景色の美しさを表すとともに、柿本人麻呂が軽皇子(後の文武天皇)と宮廷の狩場であった「阿騎野」を訪れ、「かぎろひ」に軽皇子の時代の到来を、「月」に軽皇子の祖母にあたる持統天皇の時代の終焉を予感した歌といわれています。

この歌が詠まれたのは旧暦の11月17日で、われわれ地元観光協会では「かぎろひを観る会」を開催しています。
かぎろひの現れるまでの時間は、大きな焚火で暖を取るとともに吉野本葛100%の葛湯がふるまわれたり、かぎろひにちなんだ短歌の展示や講演があったり、万葉音楽のミニコンサートが開かれたりといろんな催しが楽しめますよ。

当日は地元温泉「あきののゆ」も早朝営業で皆様をお迎えしています。
万葉のロマンを味わいに、ぜひこの機会に大宇陀にお越し下さい!

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