こんにちは、いせ弥です。
今年は暖冬で過ごしやすいですが、各地スキー場に雪がない、とよろこんでばかりいられない様子。ここ2・3日でようやく冬らしい冷え込みがきたので寒いけれど少しうれしい気分です。
さて、今週末1月25・26日(土日)は東京日本橋の奈良県アンテナショップ奈良まほろば館で「茶がゆで食べる奈良漬試食会」を催します!
奈良漬をホンマにうまい食べかたで味わうなら、茶がゆで食べるのが一番!吉野杉の割り箸で、古い羽釜からよそう茶がゆと食べる奈良漬は本格的な奈良の味。無料でご試食していただきます!
茶がゆと言えば、奈良県の郷土食。私たちの幼いころの朝は、香ばしいほうじ茶の匂いで始まりました。
毎日の朝食といえば、茶がゆ。私たちはそれを「おかいさん」と呼びます。
竈(かまど)の羽釜にほうじ茶の入った綿の巾着:茶袋(ちゃんぶくろ)と汲みたての井戸水を入れ、煮出します。そこに洗った米を入れ、蓋をして薪火で炊き上げます。
お米が十分柔らかくなったら塩をひとつまみ入れてできあがり。
最初のひとさじは仏壇にお供え。そして家族の茶碗に家長から順によそいます。小さなちゃぶ台に8人もの大人数が肩寄せ合い、揃って「いただきます」を合掌するのが毎朝の風景でした。
さっぱりとくせのない風味と、消化が良く胃に優しい「おかいさん」は、奈良県の山間部では日常的な食べ物。
時にはあられやかき餅を入れて、香ばしい風味を楽しみます。
毎月1日には小豆を入れて神棚に供えたり、秋にはサツマイモ、冬には焼き餅やダンゴ、初夏にはエンドウ豆、といった旬の食材が入った「おかいさん」が季節の到来を教えてくれたものです。
そんな「おかいさん」と最高の組み合わせは、なんといっても奈良漬。
ひと口噛むとパリパリと軽妙な歯応えとともに口の中で甘みと旨みが広がり、香り高い酒精が鼻腔を通り抜けます。
試食会では、店頭で炊いた出来立ての茶がゆを奈良特産の吉野杉の箸で、奈良漬とともに味わっていただきます。もちろん、無料です。
1月25・26日(土日)の2日間限定。
本格的な大和の味を、ぜひこの機会にお楽しみください。
場所 : 奈良まほろば館
(東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前駅」(A1出口上がってすぐ)