大事なのは 変わっていくこと 変わらずにいること

こんにちは!いせ弥です。夏本番、強烈な暑さですね。
いかに高涼の地 宇陀といえどもさすがに厳しい。
打ち水と半ズボン&サンダルの自主クールビズで過ごしています。
ちなみにクーラーはありません。

さて、先日は古い麹蓋を希望者にお渡しする活動を行いました。
思いのほか多数(80名)の応募があり大わらわ。
その中で、海外在住の日本人の方からの申し込みがあり、送り先は国内だったけど海外から送金するとのこと。

なんでも、国際送金に際しては、銀行名、口座番号のみならずSWIFTコード?とかがいるようで、調べてご案内して待つこと2週間、まだ入金されません。

先方からは、こんな画面から送ったよ、との連絡いただきましたが、フランス語で書いてあるので、さっぱり??理解できません。
先方も18ユーロの送金に12ユーロの手数料でお金が届かないってどういうこと?と、すっかり困ってしまいました。

そこで、とった方法は「AMAZON GIFT」。
AMAZONの支払いに使える電子ギフトカードを私宛に送っていただく方法でお願いしました。
すると、なんと3時間後にはギフトが届いたとのメールが来て、あっという間の無事解決です。(^^♪

お支払いの方法としてこれが良いか悪いかについてはさておき、
銀行 = 数日/12ユーロ(約1500円)/わかりにくい/追跡に手間
Amazon = 数分/無料/わかりやすい/画面ですぐわかる。
すごい時代になったものです。

巷では「キャッシュレス決済」が話題です。軽減税率対策含め、政府が強力に後押ししてるので、10月以降はあちこちでキャッシュレス決済ができるようになります。
当店でもQRコード決済を入れると決めました。
Suica/Icoca、ETCカードがそうだったように、一度キャッシュレス決済を使うとおそらくは爆発的に普及し、戻れなくなることでしょう。

店頭のキャッシュレス決済と海外送金の話は別ではあるけれど、今までの現金主義/銀行業務は大きく変わることは間違いありません。
各銀行は致命的な状況に晒されることでしょうね。

いせ弥も150年前の創業当初は薬問屋にはじまり、昭和の初めには造り酒屋、戦後の一時期は奈良漬を作っている一方で醤油を詰めて販売したり、ラムネ作ったりといろんなことをしたと聞いています。

戦争のために命の保証がない時代や、高度成長期でそれこそ何やっても儲かった時代、文字通り激変のなかで、旧態然と同じ事ばかりに固執していたらどうだったでしょうか。

しかし、私が中学生だったころ、お酒のディスカウント店が解禁になり、一般小売店が大打撃を受けて次々に潰れていった時期があります。
そのとき、先代が負けじとディスカウント店をやりたいと言ったのを私が反対した記憶があります。

「ディスカウントは規模の勝負なので田舎の酒小売店のやる戦法でない、奈良漬をもっと専門的に頑張ろう」と。今思うとそれが正解だったのでしょう。

「大事なのは 変わっていくこと 変わらずにいること」

50年ぶりの大イベント、東京オリンピック、大阪万博を目の前にして歌の一節を頭に浮かべながら、自分が変わることで 変わらぬ良さを時代を超えて伝えていきたいと思います。

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