昭和~平成~令和|昔からの息づかいを感じる町 宇陀松山

こんにちは!いせ弥です。
又兵衛桜も満開花盛り、連日大勢の観光客がお越しくださり大盛況です。

4月になり新年度のスタート。日頃の物産会会長、観光協会理事、食品衛生協会理事などに加え、本年は 町内会長、防災会会長、などの役が回ってきました。超高齢化した町内会メンバーのなか、私がほぼ最年少なので何もかもやらねばならないので、マジ大変です。

町内会で引継ぎを受けた資料は、驚くしかない超古風な帳簿書類。
特にその中でも金銭出納簿は昭和15年(戦時中)からの記録です。
中を見てみると「××氏 應召餞別(徴兵を受けた方への餞別金」や「空襲時非常用上町備品」「防空演習木炭壱俵」などと生々しい記録が残っています。

さらに金額欄を見ると、表記が縦書き/漢数字。古いページでは「一、二、三」でなく「壱、弐、参」の表記で書かれているほか、その金額も多くて30円まで。現在の私たちの感覚ならメンドくさくて100円未満なら記録もしませんが、それは貨幣価値の違い。
おそらくは当時の1円は今の1,000円~3,000円ぐらいの価値があったのではないでしょうか。

他にも、今はほとんど見られない国旗用の旗棒購入であるとか、かつては当町内会で23軒(現在は12軒)の家があったとか、
町内の葬式には誰がどのような手伝いをして行ったのかなど、じっくり読めば 昔の暮らしぶりが推し測れる貴重な資料です。

そして、現在もこの古風な帳簿が町内の連絡用として使われています。

来月から新しい年号「令和」となるなかでリアルに古き昭和の息づかいを残した宇陀松山。

自らの記録を筆書きで残し、新時代 令和となっても自分たちのペースで暮らしを守っていきたいと思います。

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