「初市」で伝える宇陀松山の文化

こんにちは!いせ弥です。
早いものでもう2月。今年は雪が少ないので落ち着いて過ごしています。
昨年はまれにみる大雪で全国的に大荒れでしたものね~。

さて、先日2月11日、当店のある宇陀松山では「初市」が行われました。
年に一回、地元の小さな恵美須神社の初恵美須祭りと絡めて沿道に露天商が並び、普段は静かな町がこの日だけは活気に沸きます。

実はこの「初市」は300年以上の昔から宇陀松山の歴史を伝える数少ない行事。

江戸時代前期、宇陀松山は大和の国第2の石高を誇る宇陀松山藩の藩都であり、近隣の吉野郡、桜井市を含む広域経済の中心として栄えた町でした。
そのため毎月6回、3と8のつく日には「市」が開かれているところ、1月3日は特別に「市」がなく、1月8日の「市」が「その年最初に開かれる市」となることから「初市」と呼ばれたそうです。
この「市」は宇陀松山以外の地域での開催は禁止されていたことから、当時宇陀松山がいかに隆盛を誇っていたのかがしのばれます。

今年の初市では共催の恵美須祭りで吉兆(恵美須様へ供える飾り物)を売る巫女さんと子供たちが大篝火を囲んで踊りを披露してくれました。

これは地元の元教員の方が小中学生に地元の歴史行事に参加することで町の文化や大人との交流などを多角的に学習できることを願って何週間も前から練習を重ねたものです。
子供たちの笑顔あふれる姿は周りの人たちにも元気が届きますね。

長き歴史の文化の町 宇陀松山。ぜひお越しください。

オススメの商品はこちら!

仕込み生みそ 8kg


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA