こんにちは!いせ弥です。
ポカポカ陽気の毎日。気持ちの良い季節になりました。
当店ではお味噌の仕込みが大忙しです。そこで”業務用圧力釜”をもう一台増やすことにしようと、大阪の製造元まで行ってきました。
お味噌づくりでは豆を「洗う」「水に漬ける」「軟らかく煮る」「すり潰す」「塩・こうじと混ぜる」「容器に詰める」といった工程があります。
業務用圧力釜とは、一般的な釜では4~5時間かかるところをなんと1時間で豆を柔らかく煮ることができる優れもの。
大忙しの時期には文字通り大活躍の道具です。
ただし強い圧力をかけるためにはいくつかの注意点があり、キチンと守らないと最悪 爆発事故につながる恐れがあるので、使い勝手や安全対策含めてみっちりとお話を聞いてきました。
大阪の業務用圧力釜製造元の「大王商会」様は、もともと玄米などの健康食の推進を行っており、その調理器具として業務用圧力釜を数十年販売してらっしゃいます。
全国のみそ製造業者やJA加工所などにのべ1,000を超える台数を販売をされてきたのですが、釜製造職人さんの廃業に伴い廃版に。
しかしそれでは全国のみそ製造業者が困ってしまったので3年前に別の圧力釜メーカーさんと協同で大豆蒸煮専用の圧力釜を開発されました。
細かい機能の説明は省きますが、さすが数十年の経験が注ぎ込まれた新型製品。
従来のものより簡便なうえに軽く扱いやすかったり、安全面でも2重3重の対策がとられていたりと、しっかりグレードアップされています。
この釜でおいしいお味噌を上手に作ってくださいね、そんな気持ちが込められた道具。
みそ造りを現場でやってない人にはわからない細々とした工夫がとてもうれしい圧力釜でした。
さっそく注文して来週から圧力釜 新旧2台体制で仕込みを進めます!