こんにちは!いせ弥です。
昨年、奈良県景観調和広告賞 受賞した当店の桶の看板。
傷みがひどいのでいよいよ交換です。
今や日本に2軒しかない大型桶を作れる職人さんに作っていただきました。
看板使用向けに内外に金属タガを取り付けたり、防腐処理をしたり、と唯一無二の仕上がりです。あとは看板屋さんに持込んで広告文字の取り付け、古い桶の撤去、架台のサビ取り&再塗装、新看板桶の設置、水抜き用の穴あけ、となります。
新しい店の顔としての活躍に期待が高まります!!
ところで、「桶:おけ」と「樽:たる」の違いってご存知ですか?
ワイン、ウィスキーは樽だから洋風?だけど日本酒でも酒樽ってあるよね・・・?
正解は、密封性のあるのが樽、そうでないのが桶、です。
ウィスキー、ワイン、日本酒、しょうゆ・・などを密封して熟成させたり運んだりするのが樽、となります。また樽は基本的に消耗品。一度使ったらそれっきりです。
選挙で勝ったら鏡開きといって菰樽(こもだる:銘柄・図柄などが描かれたワラなどで編んだむしろのようなもので包んだ樽)の蓋を木づちで叩いて割る風景を見たことがある人も多いのでは。
逆に、桶は何回も使うことが特徴。お酒を仕込む桶などは修理を繰り返しながら100年以上も持たせることができます。
今やすっかり桶・樽の需要は減り職人さんも少なくなりましたが、貴重な職人の知識の奥深さには恐れ入るばかり。次回に続きます。