こんにちは!いせ弥です。
いせ弥の年末年始物語もパート4となりました。
最も強烈な大晦日の夜です!
昨今は大晦日を休日にしている銀行も当時は大晦日まで営業しており夕方になるとお金を集めにやってきます。
しかしそんな銀行相手に父親は「まだ商売やってるところや!もっと後から出直して来い!」と一喝したものです。
そしてようやく銀行に声がかかるのは夜8時頃。
その頃には集金してきた半年分の売上金が唸っている状況。
銀行員3名が手際よくお札を数え、年始に使う分の現金を取り分けたら全て銀行に持って帰ってもらいます。
こうして1年の商売が締め括られます。
時計の針が夜9時を指すころ店が終わっていよいよ家の仕事です。
女性はおせち料理にとりかかり、男性は正月飾りです。
神棚には13もの社が並んでおり、それをすべて下してまっさらの手拭いで水拭きしていきます。
日頃 榊を入れている花立てには手作りの松竹梅を生けていき注連縄には御幣を作って締込みます。
半紙を並べて裏白、鏡餅を並べていきます。
正月飾りが終わるころ、除夜の鐘が聞こえてきて年を越したことに気が付いて皆で年初の挨拶を交わします(*^-^*)
その後は地元の氏神様に初参りに行ったり力尽きて寝込んでしまったりと1年で最も長い夜はようやく幕を閉じるのです。