2015/12/13

こんにちは!いせ弥です。

さて、田舎の年末といえば餅つき!
この時には親戚中が集まって餅つき大会となります。
そのつく量も1斗!=100合ですから、ご家庭の炊飯器の20杯分にもなりますね。
前日に臼杵を運び出し、餅米を洗い、当日は早朝から5回分に分けてお米を蒸します。

◆1回目◆臼杵の汚れがでるので「露払い」といって自宅で食べる丸餅にします。

◆2回目◆大きくきれいに形を丸めて鏡餅を作ります。
表面がツヤッと張りのある仕上がりにするには冷めないうちに裏側のほうに引っ張り込みながら丸めるのがポイントです!

◆3回目◆カラス餅をとります。
カラス餅とは「カラス来い、餅やるぞ♪十三の餅と、ザクロ三つを替えっこしよ♪」と歌いながら庭の木々に指先大に丸めた餅をつけていく古くからの習慣です。
冬で餌の少ない時期、自然の仲間と食べ物を分け合う気持ちが感じられます。

◆4回目◆餅をつく前のおこわを食べます。
塩味の利いたおこわと奈良漬を食べると最高に美味いのですが、美味しすぎてつい食べ過ぎてしまい、毎年ひどい胸やけに悩まされてしまいます(;^-^)
この時には餅米だけでなくうるち米も一緒に混ぜツブツブ感のある餅仕上げます

◆5回目◆いよいよ餅にあんこやきなこをつけて食べます。
餅の形は最初は丸餅ですが最後には丸めないで太くて長い棒状の「ネコ」という形に延ばし、包丁で2.3cm厚に切って食べます。

小さい子から年寄りまで一族が集まり、いろんな習わし含めて大騒ぎしながら行う餅つき。
鏡餅がひび割れないうちに正月を迎える必要から年末の最終日曜日にするとっても楽しい大イベントですが、なんせ店の商売も一番のかき入れ時。
心も身体もくったくたです。
それでもお正月を迎えるまでの忙しさはまだまだ。
家族総出で頑張って年を越す物語は次号「大晦日編」に続きます。

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